沢スギ記念館

 なにやら、おかしな建物を発見。
 近づいてみると、沢スギ記念館というところらしかった。

 キレイに整備された庭と美しい建築物。
 しかし、人気がない。
 よくある地方の自己満足資料館であろうか?
 しかし、休憩無しで、1時間半ほどペダルを踏んできたので、ここで休憩にしようと立ち寄った。
 展示物は、パネルとビデオという、よくあるパターンで、どうということはない。
 イトヨの水槽が少し良かった程度。
 でも、入館料無料だったので、身の程を知っている?
 しかし、そこへ隣接する杉林が、すばらしかった。
 天然の杉ということで、珍しいと思い、見てみることにした。
 歩きやすく、整備された道が迷路のようにつづいている。
 わき水が、
 冬は暖かく、夏は冷たいために、
 寒さに弱い暖地性の植物や、
 暑さに弱い高山生の植物が、生えていて、不可思議な植生を見せている。
 太古の森を思わせる。
 これだ、沢杉の特徴である伏条更新という性質である。河原の薄い土壌のため、カブもとから出た枝が根を張り、そこから、新しい幹が生えてくる。
 人の手を加えることにより、お手軽に木を増やせる。
 泉が沸いていて、きれいな水には、イトヨが生息している。
 また、氷は、きれいな6角形になるそうだ。
 柴堆と言い、枝を切って積んでおき燃料にする。
 とても、エコロジーな心である。

 その他にも、いろいろ工夫があり、楽しめる内容の森であった。
 特に生物学に興味がある人にはお勧め。
 もっと詳しく知りたい人は、ここ

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