木地屋の里

 平岩駅から、蓮華温泉をめざし出発した。
 蓮華温泉まで、22kmほどだが、平らな道なら楽勝。
 上り坂なら、無理かも。

 平岩駅の看板は、木彫りで、白に塗ってある凝りようだった。
 有人駅なんだよね。ここ。
 でも、切符の自販機無し。
 砂防ダムの角がかけているんですけど・・・。
 大丈夫なのだろうか?
 道も崩れかけているんですけど・・・・。
 しかし、台風一過とは言え、暑い。
 ずっと、自転車にまたがれず、押しながら上り坂を行くのみ。
 頭痛がする〜熱中症が心配。
 1時間くらい昇ると、上所集落に到着。
 山岸豊後守の墓という看板が・・・
 武田軍団に最後まで抵抗した小谷5人衆の一人。
 集落の英雄の墓らしい。
 真新しい山岸家の墓のとなりにあったということは、戦国・江戸時代・幕末と生き残り、現在も家が続いているらしい。
 あまりにも、小さく歴史の相手にされなかったのかな?
 こういう生き残り方もあるということ。
「木地屋の里」
 上所集落より、さらに2kmほど登ると、手打ちそばののぼりが。
 ちょっと、休ませてもらおうと立ち寄る。
 ここで、思わぬ脱力イベントにぶつかってしまった。 
 けっきょく、蓮華温泉まで1/3までの行程であきらめて引き返すことにした。
 22kmの上り坂を自転車を押して登るのは無謀であった。
 代わりと言ってはなんだが、そのまま姫川温泉を見物に行ってみた。
 旅館やホテルがかなり潰れていて、しなびた温泉街になっていた。
 潰れたホテルから、滝のようにお湯が流れているところがあり、そこに2羽のカラスアゲハが舞っている幻想的な光景に出会った。
 温泉を飲む蝶の写真を撮ってきた。

 今回のサイクリングは、最後の方に面白いイベントが集中していたなあ。 


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