勝山城址

 春爛漫な土曜日になりました。
 風もなく穏やかな日より、近くの勝山城址に自転車で出かけました。
 勝山城は、春日山城の出城で、織田勢の動きを警戒するために立てられました。
 豊臣秀吉が石田三成などを連れ、上杉景勝と同盟を結びに来たという、日本史では、重要は要所になっています。
 だいたい1時間で、登山口に到着しました。
 ちゃんと階段がついていますが、階段なんて昇り口だけです。
 立札には、頂上まで30分と書いてあります。
 しかし、実際には1時間以上かかりました。
 道は狭く、左右は絶壁という高所恐怖症の人はクラクラくるような条件で登ります。
 鎖をつかって登るところが3ヶ所もあり、何度も途中で引き返そうと思ったことか・・・・。
 標高200メートルくらいから見える焼山。
 足場の岩がもろく、かなり危険な場所で、緊張感から腰を抜かし休んでいると、冬眠から目覚めたばかりで、羽がボロボロになったタテハが、膝に留まりました。
 そうとう膝の上が気に入ったらしく、飛び立ってどこかへ行ったと思ったら、また留まりに来るということを繰り返しました。
 ちょっと、ミスをすると谷底に真っ逆さまな状態だったのですが、元気を出して頑張ります。
 ついに、頂上へ着きました。
 大体1時間10分くらいです。と言っても、疲れと緊張で休み時間が多かったから時間がかかったわけですので、慣れた人なら、30分も可能かもしれません。
 頂上がショボイのも、登山の醍醐味ですね。
 細い立木が繁茂していて、あまり景色は綺麗じゃないですが、標高328m、海岸からの水平距離約300mから見下ろす日本海は、圧倒的な広さを感じさせます。
 帰りも、急な坂と幅30センチの道とヘアピンカーブともろい足下に震えながらおりました。
 それの代償として景色は絶景なんですがね〜。
 青海と糸魚川の街が一望出来ます。
 遠くは徳合城が見えたと言いますから、立てこもる城というより、織田勢の動きを春日山まで、狼煙等でしらせるための城だったのでしょう。
 
 最後に春らしく、途中で見かけた花などを紹介。
 山桜とカタクリなどは省略します。 
すみれが所々に咲いていました。 こぶしも綺麗ですね。 ショウジョウバカマだと思います。 緑のバラのような草の芽です。


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