石川県道38号線

 輪島市西部の大沢集落にポツリと一件だけある旅館に車を置かせて貰う。
 間垣という竹を組み合わせた塀がこの辺の特徴らしい。
 泊まり3200円+朝食1200円で泊まらせて貰った。
 朝食は、自家製はざかけ米に、地元産の岩のり、ぶつ切りメカブのみそ汁、自家製トコロテンなど、素朴な味を楽しませてもらった。
 大沢集落の全貌。険しい峠に挟まれた小さな漁港にへばりつくように家が建っている。まさに海辺の秘境集落である。
 見てビックリしたのが、桶滝だ。
 大沢集落の水源である小さな沢を登って約1km行くと、小さな滝がある。
 この滝、なんと、途中で突き出ている岩に穴が開いていて(写真上部)そこを水が流れ落ちているではないか!
 自然のものとは、思えない!
 でも、自然に出来たものなんだよね!
 能登の不思議に触れて、いきなり満足してしまった。
 
 集落を出るといきなりキツイ上り坂で、100mくらい上ってしまう。
 そのままの高度を保ちながら、6kmくらい海を見下ろしながら走ることが出来る。
 まさに爽快。
 この辺の岩は、平らに割れる性質を持っているらしい。オマケにもろく削れやすい。そう言った性質が、桶滝を作ったり、いろいろな形の岩を作り楽しませてくれる。
 輪島市街に入る直線の光浦海岸は、白い砂で、南国のような海の色をしていた。
 輪島市街も回ったが、大して面白くなかったなあというより、そこまでたどりつく自然の光景がすごすぎて、紹介する気になれなかった。

 大沢から輪島まで、約13km。往復26km程度の旅だけど、景色は最高でした。


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