松浜みなと

地図上で阿賀野川の河口付近の松浜みなとにある名も無き沼を訪ねてみることにした。
まずは、阿賀野川を越えなければならない。
全長約1kmの松浜橋をわたる。
橋の脇に取り付けられている自歩道は、涼しく快適にわたることができた。
→阿賀野川の河口から日本海が望める。
渡り終えると、橋のたもとに、今にも流されてしまいそうな小さな公園を発見。
子供が水辺の生き物にふれるために作られた施設らしい。
→土手をちょっと行くと松浜漁港にぶつかり、これ以上すすめない。
住宅地に入り迂回することに。
住宅地と浜辺は完全に切り離されているようで、なかなか浜辺への道が見つからず、宅地の縁に沿ってしばらく走る。
←やっと浜への道らしきものを発見。
→自転車を降りて、ニセアカシアが群生する砂丘を越える。
目の前に広大な砂丘地帯が出現。
→左側を見ると、芦などが茂った沼が見えた。
  とりあえず、浜へ降りて、昼食をとることに。
誰もいない浜辺で、ちょうど良い流木に腰掛けて弁当を食べた。
→あまり訪れる人もいないようで、貝殻も豊富に落ちている。
  大きな砂丘が天然の防波堤の役目をして沼を守っているらしい。
→沼は芦などが茂り近寄りがたいが、このように何も生えていないところもあった。
水は汚いが、水草などは豊富である。
  ←水面を高速で泳ぐ昆虫を発見。こんなに多くのミズスマシを見るにははじめてだ。
速くて、なかなか写真に撮るのは難しかった。
→その道の人には、トンボ池として知られているらしいが、ヒラヒラとカゲロウのように飛ぶ透き通った小型のイトトンボの仲間が飛んでいる。これも、はじめて見る種類だ。
沼の反対側は町を守る防波堤まで達している。
→一周しようとしたが、途中で立ち入り禁止となっていた。
木々が鬱そうと茂っていて、柵が無くとも入れそうにない。
←浜辺では、定番のハマヒルガオに寄生するネナシカズラ。
→見たことがない大型の蝶が。
まるで熱帯から来たような雰囲気の蝶なので写真に納めた。
渡りをすることで有名なアサギマダラっぽいが、高山などで見られる種類なので、海岸で遭遇するのは珍しいことだと思う。
大浜陸閘(1)堤防兼防波堤に扉がついていて、外へ出られる仕組みだ。
阿賀野川の水面すれすれに陸地があるという感じ。
洪水時には行き止まりどころか、扉を開けることもできないだろう。
→帰りは新々バイパスの橋を渡って帰ったが、車道側にガードが無く交通量が多いのでストレスを感じた。
自然がいっぱいの沼でした。
駐車場などが整備されておらず、観光地化されていない、何も無いのが好きな人には、なかなかの穴場、癒しの空間でしょう。


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