飛騨神岡町

 JR高山線猪谷駅(無人駅)から、神岡鉄道に乗り換える。
 一両編成のおくひだ1号だ。
 帰りもこの車両だったが、2号があるのか疑問である。 
 列車の中にはサロンがあり、囲炉裏を囲んで、みかんを食べる。
 幸い空いていたので、サロンを独占状態。
 紅葉の渓谷を見ながら、まったり30分で、飛騨神岡駅に到着。
 駅にパーマ屋があり、そこで観光パンフをもらう。
 しかし、降りたの俺らだけじゃん。
 駅の横には清水が引かれていて、喉を潤せる。
 もう、ビールに日本酒などかなり飲んでいるからうまい。
 花の屋に到着。昼時なのに他の客がいなかった。
 一番奥の客間に通され、名物の蒸し寿司をいただく。
 アツアツのすし飯に卵焼きやレンコンがよくあってうまい。
 珍味+美味である。

 しかし、なんで、客がいないのだ?
 スカイドームを見学して、ニュートリノの勉強をした後、鉱山博物館(フォッサマグナミュージアムの方がおもしろかった)、神岡城(ショボイ城だったが、市街地を一望できるので、これからのコースをチェックできるのがよい)郷土館(明治元年に建築された民家で、生活道具などが展示されている)を回った。
 
 紅葉の渓谷を見下ろしながら、藤波八丁という遊歩道を歩く。
 カサカサと落ち葉を踏みしめ、のんびりと散歩。
 ほとんど人がいないので、快適だった。
 がおろ(河童)の道という遊歩道を歩く。
 鈴を鳴らすミニ水車や、河童の像など、工夫をこらした飾り物があったりして、和む。
 私有地なんだって。
 途中、線路脇を通ったとき、「おくひだ1号」とすれ違うが、誰も乗っていない様子・・・・。
 あの列車が戻ってきたのに乗ることになるんだろうな。
 奥飛騨温泉口駅に到着。
 無人駅なのに、えらく広い待合室があり、囲炉裏があったりする。
 列車が来るまで、炉端で茶会などをしてまったりすごす。

 来た電車は、やはり「おくひだ1号」であった。
 始発から、終点まで乗ったが、わたしたち以外の客はついに乗り降りしなかった。
 囲炉裏電車貸し切りの旅でした。


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