ズンガズンガ展示会見学記

7月15日は新潟モデラーズクラブの展示会。

新潟モデラーズクラブといえば新潟では老舗中の老舗の模型部で、いわば新潟の顔というような模型クラブ。今回はその由緒あるクラブの展示会なのである。これは行かなければならないだろう。

歴史も由緒も重厚さも全くない我々ゆるゆるクラブとしては、先輩クラブの展示会を見学させて頂き、うむうむどひゃどひゃと勉強しなくてはなるまい。

ってことで我々クラブの発起人であるタックさん、NEOさん、そして私ことブースカは若干緊張気味にすごすごと開催地の新津を目指したのであった。

会場は秋葉区役所脇の新津市民会館。バイパスから近く、分かり易い場所である。

ここで会場直行のKちゃんと合流し、4人で展示会の門を叩いたのであった。

会場に一歩足を踏み入れると既に熱気ムンムン状態。いきなり真っ赤に燃える模型情熱が我々を歓迎してくれた。我々の体もいきなり燃え上がるという感じだ。

新潟モデラーズクラブのメンバーらしき人達が模型を見ながらそこここで盛り上がっている。どの人も模型の達人という風貌で、それだけで気後れしそうだ。

会場の真ん中に口の字形にテーブルが配され、飛行機や戦車などの模型がところ狭しと並んでいる。

とりあえず戦車コーナーへ。

パンターF、日本陸軍の戦車等、やたらとリアルな戦車が軍団となって鎮座している。作成途中で内部再現仕様の四号もあり、ついつい覗き込んでしまう。私自身は戦車専門なのでここから動けないくらいだ。

プライヤー塗装のパンターF、迷彩塗装の日本戦車。どれも上手い。まるで模型雑誌から飛び出したような戦車達がこれでもかとポーズを取っている。見ているだけでもう幸せ気分である。

出品作品はかなりバラエティーに富んでいる。

飛行機はやたらと大きくてテカテカしたジャンボジェットがドーンと座り込んでいたり、小さな手の平サイズの戦闘機が幾つも並んでいたりする。スケールを見ればどちらも144サイズ。飛行機は大きさの幅が広いと、しばし感心する。

カニ歩きしながら覗いていくと同じ様な複葉機が四機並んでいるのが目に付く。比べて見ると塗装が少しずつ違い、作りも塗装も凄く繊細。専門外だが唸るばかりだ。

ジャンボジェットの脇を見ると木で作られた飛行機模型があった。未完成らしく、木の地肌をさらけ出している。

これが噂のソリッド模型かと眺めていると、隣で年配の方が三人集まって模型話に花を咲かせていた。どうやらソリッド模型について語っているらしい。流石歴史のある新潟モデラーズクラブである。我々の回りは30代の人達がガンダム話で盛り上がるという風景が日常化しているので、この状況は新鮮でもあり、羨ましくもあった。

その他にはヘリコプター、車、ガンダムとまさに百花繚乱という感じで超絶模型が並んでいた。この幅の広さと上手さがこのクラブの特徴なのだろう。

そんな中にとてつもなく大きなジオラマがあった。余りにも大きく、かえって視線から外れるくらいのものだ。

ヨーロッパの街並みに三突が走るという風景で、とにかく大きい。ラベルには製作者の名前が連なっている。北海道のクラブの作品で、その中にアーマーモデリングの土居氏の名前もあった。一体どういう手づるで展示まで漕ぎ着けたのかは分からないが、この辺も新潟モデラーズクラブの真骨頂といったところだろう。

30分余り見学し、最後に新潟モデラーズクラブのメンバーと共同展示会を開こうと話がまとまり、会場を後にしたのであった。

いやー、それにしても凄かった。見に来て本当に良かった。全く満足した展示会であった。

で、それから新津に唯一生き残る模型店ホビーショップたむらを見学。偶然大幅割引セールをやっていてニコニコしながらプラモの購入が出来た。新品が何と三割引、そして古い物は半額以下。我々は再び狂喜したのである。

最後は新津で有名なレストランであるキッチンKでハンバーグランチに舌鼓をし、大満足をして新津を後にしたのであった。

いやー、楽しかった、面白かった。

新潟モデラーズクラブの皆様、本当にありがとう御座いました。

記 ブースカ

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