ブースカレポート 新潟モデラーズ展示会 とうとう、この日が来た。新潟モデラーズクラブの皆さんと我々新潟ゆるゆるプラモくらぶの共同展示会の日だ。 予定通りにナジラさんと会場に向かう。会場は秋葉区役所わきの新潟市新津市民会館。ちょっと古いが、広いし分かり易い場所にある。 幾分早く着き過ぎ、開始時間の9時にはまだ30分もあるが、入り口は既に開いていて他のイベント関係の人が道具を運んだりしている。 我々もボケッとしていても仕方ないので自分たちの作品を運び始める。部屋は二階の一番奥、結構広い部屋だ。 運んでいるとメンバーのうすうすさんがやって来て、早速3人で部屋の隅に積み上げられた折り畳み式の机を並べ始める。 窓を開け払うも、暑くて直ぐに汗ダラダラ状態になる。冷房は10時からのようだ。何か文化祭の準備という感じで楽しい。 並べていると新潟モデラーズクラブの皆さんが会長のミナガワさんを先頭に大軍団でやってきた。彼らは慣れているので行動もテキパキだ。 ゆるゆるのメンバーも次々とやって来て、たちまち口の字形の展示スペースが完成する。そこに白い布を敷けば、あら不思議、立派な展示会場に早変わり。なかなかカッコイイ。 作品数が若干心配だったが、並べていくとあっと言う間にスペースが埋まっていく。私の戦車など、展示用の台が大きいので置く場所がなくなる勢いだ。 見ていると戦車がやたら多い。展示作品の半分近くが戦車ではなかろうか。 戦車、飛行機、船、車とスケールものが並び、その隣にキャラクターものが並ぶ。ガンプラを代表とするキャラクター勢も数を伸ばし、戦車軍団に拮抗するくらい増殖していく。 結局スケールとキャラクターと、なかなか良いバランスで数が揃った。 どこから見ても雑誌に載っているような展示会の様相を呈している。 うーん満足くぅ。 開始時刻の10時を過ぎると、いろいろな人がやってくる。 模型王国上越の方々、三条を基盤としている大竹倶楽部の面々、そして長岡で飛行機関係の大展示会を主催しているエアクラフトモデラーズの大先輩方、もうもう、その道のそうそうたるメンバーがどんどんとやって来るのだ。力作を持ってきて下さる人も多く、非常に力強い。 ここで私はニチモのヤークトタイガーを安い価格でヨシダさんから譲って貰った。こんな些細なことも展示会ならではの成せる技だろう。 大御所の模型電動士さんは大量のカーモデルを持ってきて下さった。ピカピカツヤツヤのスポーツカーがドドドドーと並ぶ。車好きのNEOさんなどもう目が釘付け状態だ。 そして我々のお題目の連結ジオラマ「道」の方はというと、これも集まった。全部で13作品。スペースが足りず、早くも二段になっている。 ゆるゆるのメンバーからは9作品、メンバー以外からも4作品が出品された。 メンバー以外では、先ずはいしけんさんのヘッツァー。葡萄迷彩で、凄く丁寧な塗装。どうやって塗ったか不思議になるくらい。差詰めエアブラシの魔術師と言うところだろう。マサコバさんの四号戦車アルケットは何と上半分がスクラッチ。どこから見てもインジェクションだと、見る人見る人がことごとく感心していた。 そしてかえるたろうさんは奥さんとダブルで出品。ジオラマも凄いが色味が素晴らしい。アーマーモデリングから飛び出して来たような、いやいや雑誌にも載っていないくらいの凄い作品だ。 ゲストの皆様の協力もあり「道」は大成功と言うところだ。 これを発案したタックさんは流石である。持って生まれた芸術的センスの賜だろう。 そして新潟モデラーズクラブの皆様のお題目は「数字の3」こちらの方も数えたら13作品が集まっていた。V突、さらには兜など、「3」にまつわるいろいろな作品が飾られていた。こちらの方も大成功だろう。 結局集まったのは全部で160作品ほど。これ以上集まったらもう満員電車状態と言うくらい集まった。 そして気づけば、もうお昼。 お昼はいしけんさんが近くの焼鳥屋さんから買ってきた「とりカツ弁当」。普通、カツと言えば豚だが、これは鶏肉のカツ。もう絶品に旨かった。これで550円也、食べた人は全員がホクホク顔で大満足していた。食べなかった人は地団駄を踏むこと必至だっただろう。 柏崎のラーメンに対抗し、新津はとりカツ弁当。定番になりそうな気配である。 さて腹も満たし、後半戦である。 今回の展示会は、どちらかというと模型マニアによる模型マニアのための展示会という感じだが、女性陣も多い。出品者の方々で奥さんを連れてくる人が多かったのだ。 そこここで、奥さん談義も始まっている。 「うちんのったら、プラモばかっり作って」 「ほーんと、置き場所にも困るよね、臭いし」 「どーにかして欲しいよね」 なーんて会話は聞こえてきませんよね。理解ある奥さんばかりで、安心、安心ってところでしょう(多分)。 しかし人の作品を生で見るのはためになる。自分では思ってもいなかった塗装や汚し方、さらにはフギュアの塗り方など、目から鱗と言うことばかりである。 凄いどころか、欲しくなる作品も多い。これだけ凄腕の作品があれば模型雑誌の1冊や2冊は簡単に書けそうなくらいである。 部屋の中は冷房が利いて非常に過ごしやすい。これは良かった。 そんな過ごしやすい室内には、出品者、そして見学者で溢れ、涼しいながらも熱気を帯びてくる。 あの人、この人、そしてあの凄腕の人と話しているとホント時間があっと言う間に過ぎていく。 ワイワイガヤガヤと、気づけばもう5時。 最後に記念撮影をして、念願だった展示会もとうとう幕が下りたのであった。 いやー良かった、楽しかった。 最高であった。
さー、終わったと思いきや、次は飲み会である。 早速会場の里味に大移動だ。会場から徒歩3分、本当に良いところに店がある。 こっちの方の段取りも全て新潟モデラーズクラブの方々がつけて下さった。もう何から何までお世話になって、正におんぶに抱っこ状態、本当に有り難う御座いました。 総勢14人で飲み会は大スタートした。 ワイワイガヤガヤと大いに盛り上がったのだが、一番盛り上がったのはお店のミカちゃんが可愛いこと。 可愛い、可愛い、本当に可愛い。 ピンポンを押すとミカちゃんが腰を落として注文を受けてくれる。 スカートの下から膝小僧がにゅっと飛びだし、我々の視線は一点に集中。 当然、注文はいつもゆっくりとなり、そして大量に頼むことになったのであった。 うーむ、ひょっとして店の作戦か。 何はともあれ、我々は展示会に、そして飲み会にと、大いに大いに盛り上がり、最高に楽しい時間を過ごすことが出来たのであった。 最後にはヨシダさんとカネコさんに駅や自宅まで送って頂き、いやもう、お世話のかけっぱなしで恥ずかしいくらいとなったのであった。
最後になりますが、新潟モデラーズクラブの皆様有り難う御座いました。そして会場に足を運んで下さった皆様、本当に有り難う御座いました。 |
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記 ブースカ | 写真:タック |