ブースカレポート 柏崎模型展示会

柏崎の展示会場は綺麗だ。ピカピカの鉄筋の建物で、部屋も凄く広い。

さらにテーブルも大きく、幅60センチはあるだろう。35スケールの戦車を縦に並べても余裕綽々である。

そんな恵まれた環境での展示会である。飾る側からすれば最高のステージと言えよう。

9時頃会場に着き、展示を始める。

展示コーナーは大きく、プラモデルコーナーと鉄道模型コーナーに分かれる。

プラモデルコーナーは三つに分かれ、戦車を中心とした兵器コーナー、キャラクターコーナー、そしてカーモデルコーナーとなっている。

さらに入り口近くに本部席があり、そこには巨大なラジコン戦車が並んでいる。

鉄道模型コーナーにはNゲージのレイアウトが作ってあり、早速子供達が鉄道車両を走らせていた。

飾っていると次々と参加者がやってくる。皆さん、かなりの数の作品を持っての参加だ。

10時を過ぎると殆どの作品が揃った。プラモデルは全部で200作品はあるだろう。凄い数だが、会場が広いため、ゆったりと並べられ、見やすくて非常によい。

内容も偏らず、戦車、飛行機、船といった兵器系、キャラクター系、そしてカーモデルが殆ど同じくらいの割合で集まっている。

どの方面のファンも楽しめると言った内容だ。

早速我々も展示作品を見ていく。

気が付いた作品を解説していこうと思うが、私自身が戦車しか分からないので偏ってしまうが、その辺は許して頂きたい。

で、先ずは得意の戦車系。直ぐに目に入ったのがT号、U号系の軽戦車の大群。これは凄い。ジャーマングレーに塗られた大戦初期の車両がテーブルの端から端まで並ぶのである。砲弾輸送車や自走砲まである。製作者の話によると殆どが素組だが、海外メーカーの製品が多いため、作るのにはかなり苦労したとのこと。そして車体色のジャーマングレーも明度や色合いが工夫され、奥深い色彩となっている。

そしてその反対側にはソ連の軽戦車や地雷処理車両など、これまたマニアックな車両が並ぶ。そしてその中に履帯をプラバンで作ったという車両があった。一個一個全て同じ形で、リベットらしきまで打ってある。うーん、ここまで来ると神業だ。

少し離れたところには巨大車両マウスが飾ってあった。この塗装も凄い。ただのっぺりとしただけのマウスが岩の塊に見えるのだ。手で持つことが出来ないのではと思うくらいの重量感が感じられるのである。これは凄いだろう。

隣のコーナーにはキャラクターが並ぶ。ボトムズにガンダム、おなじみのロボット系だ。その中にワンダーフェスティバルで販売されたというフィギュアが飾ってあった。どこから見ても普通に売られているプロの作品である。ここまで来るとメーカーの展示会と言っても良いかもしれない。

カーモデルコーナーがまた凄かった。HPなどで作品を見ることはあるが、これだけ力作が大量に並ぶのを見たのは初めてである。

どの車もピッカピカ。車の端から端まで見回すが全く隙がない。

戦車など、塗装のムラ有り、剥げ有り、何でも有りでかなりいい加減、またある部分それが評価されるのだが、車は正反対、適当というような部分は皆無なのである。

うーん自分には無理だなあと思いながら、車の光沢に見とれるのであった。

ハー、ホー、フーと感嘆しながら見ていると、バババババババ、ドドドドドと轟音を発し、巨大戦車が動き出した。

シャーマン、パーシング、パンサー、キングタイガー

と超重量級のラジコン戦車が並び、生きているかの如く雄叫びを発して動き回るのである。これは凄い。こんな凄い場面を見られるのも柏崎の展示会ならではだ。

そうこうしていると早くもお昼となった。

夢中になっていると時間がたつのも早い。

そう、お昼はラーメンである。出前のラーメンが到着する。一回では運びきれず二回に分けての輸送だ。

ラップがかけられたラーメンは久し振り。

「いただきまーす!」大勢でラーメンをすする。平べったい面で、これが旨い。とろけそうだ。チャーシューも最高でボリュームたっぷり。

いやー旨かった、旨かった。

ポンポンと腹を叩きながら午後の部。一通り見回ったので今度はファン同士模型談義に花を咲かす。

組立方法、塗装方法等々、模型話が盛り上がる。そんな時、ベテランモデラーがドーンとタミヤニュースを持ってきた。

30年以上前からのタミヤニュースが専用ファイルに綴じられている。みんなで貪るようにページを捲る。

模型店紹介では我々が探索した模型店が幾つか出てきた。さらにコンテスト入賞者の中には今をときめくモデラーがいたりしてとっても面白く、そして懐かしい。このような体験が出来るのも展示会ならではだ。

鉄道模型コーナーにも足を伸ばす。

ふと見ると作りかけの大きな電車があった。新幹線以前の特急ときの模型とのこと。木とあとは厚紙を重ねて作ってあるそうだ。何でもプラバンに頼る私にとっては非常に新鮮なことであった。

それにしても鉄道はプラモデル以上に斜陽化が進んでいるのではと思っていたが、子供が多い。ただ遊んでいるだけでなく、きちんと操縦し、専門用語をビシバシと発している。
後に続く子供達が育っていることに、羨望と危機感を感じたりした。

全てにおいて満足感を感じだした頃、終了の時間となった。

最後に全員で記念撮影。

いやー、良かった、最高だった。

柏崎の皆さんどうも有り難う御座いました。

来年も宜しくお願いします。

うーん、満足満足、大満足。













文 ブースカ 写真 タック

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